Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2010年10月29日金曜日

クリーニング屋でじわり

日曜日にまりりんの分ともども服の入れ替えをし、火曜日辺りから急に寒くなった。
去年クリーニングに出し忘れていたウールのセーターが数点出てきたので、商店街のクリーニング屋さんへ。
特に顔見知りの店ではないが、初老のご夫婦でやっている取次店だ。

おばちゃんが受付伝票をカウンターで書いてくれる間、他愛のないおしゃべり。
以前堀江に住んでいた頃は、買い物して話すことなど皆無であったが、川を越えただけの下町は路上でしゃべっている人だらけ。やっぱりこっちの方が性に合う。
ワシはあまり地域密着型のライフスタイルではないけれど、やはり生まれ育った地元のカラーというのは大きい。
たとえ東京へ行っても、北千住などの商店街を歩くとほっとするのだ。

おば:「急にさむなったなあ」
私:「ほんまやねえ。こないだの日曜に衣替えしてよかったわあ」
おば:「あんた、偉いなあ。日曜ええ天気やったやろ?
どっこも行かんとちゃんと衣替えしてんなあ」

不意に鼻の奥にツン、ときた。
そんな風に誰かに言われたことは長い間なかったのだ。
やったことを褒めてもらえて、単純に本当に、うれしかった。ありがとおばちゃん。

相手が言葉で私を傷つけるときは、自分の張り詰めた不安定な思いがそこに反映されて返ってきているだけの話。弱っているところに堪えて、本当にしんどいけれど。
不安や懼れからくる気持ちの刃を外に向けないで、そろそろ、素直にならないとあかんね。

さて、素直になる相手が問題なのだが。

2010年10月22日金曜日

道頓堀行進曲



10月のオバハンカタルシス3連発の第一弾
(いや、この方はオバハンと呼んではあまりにも失礼だ)は、ミナミでの女同士のデートであった。(結構1日中ご一緒させていただいたので、ホンマにデート状態だった 笑)

昨年のバタバタ時に助けていただいた恩人である。じいちゃんがもうダメだ、という日の取材を代わっていただいた。

あれから1年。なんとか目の前の仕事は細々としてきたし、人の集まる場所での傍目にはフツーに見えていたかもしれないが、以前からの友人知人にはまったくレスポンスを返せなかったワシなのであった。プライベートではほとんど引き篭もりであったのだ。
GWには大学時代の友人から、心配のあまり
自宅を奇襲されている。

実の実を言うと、やっとここんとこ何かする気が出てきたぐらいの有様で、
ワシはオッサンなので心底ヘタレなのである。
32年も肉親ふたりっきりで常に緊張していたので、回復に1年程度じゃ足らんのだと思う。

で、ミナミでの楽しかったデートは、まずは高島屋の上の“Absinthe SOLAAR”でランチ。
テラスがあるのでここにしたのである。
テラスといっても見えるのはヤマダ電機だが、
まあ、難波の街中としては悪くないロケーション。

平日の高島屋上階部の新しいダイニングゾーンは、
オバちゃん軍団のランチラッシュだ。
私らもそうやねんけどね。

後日堀江で呑んだ悪い友人たちに聞いたが、ここは以前堀江でスペインバルをやっていたオーナーが
開いた店だそうな。
今度、夜行く約束をとりつけられてしまった。
ホールの接客が少々クドいが、料理も美味しく、
雰囲気も結構いい店だ。デパートの上とはいえ穴場。

カップルは夜にぜひどうぞ。その時は絶対、
写真の手前のラブソファ席♥を所望すべし!
テラスの演出はややショボイものの、夜はきっとキャンドルランタン灯してくれるし、
暗かったら 雰囲気が勝つであろう。結構効果あると思うよん。

2010年10月18日月曜日

アベリアの香る夜

自転車で弁天町への行き帰り、高校の前を走っていると夜風に乗っていい花の香りがする。
どこから?ちょっと百合の香りに似ている?と思って辺りを見回してみた。

みなと通りにずっと植え込まれてるアベリアが香りの正体だった。
こんなに花をつけて、強く香るのを初めて知った。
道沿いのナトリウム灯に沿って自転車で走る線状に、ずっとすこし青っぽい香りのラインが続く。
香りに包まれて風を切って走る、なんとも幸せな、都会の秋の夜。

去年の秋によく通った多根病院の前まで植え込みは続いている。
去年には、こんな香りは、気づかなかった。

家に帰って、アベリアの香りが何かに似ていると思い、記憶をたどってみる。

たしかロクシタンのでこんな香り持ってなかったっけ?
久しぶりにドレッサーから取り出したパヒュームエクストラクト。
ロータスフラワー、違うなあ…甘すぎる。
リンデンハニーサックル、うーん、系統が違うな。

最近はあまり香りをつけていなかったけど、秋だし、
ちょっとつけてみよう。ドレスの裾に少し付けて出かけるなんていうチャンスは残念ながらないだろうけど。

ドレッサーには、GUCCI / エンヴィ、BVLGARI / オ・パフメ、
Dior / デューン、デューン・プールオム、
ARMANI / アクア・ディ・ジオなどが大きいボトルで残っている。
コレクションにちょっと時代を感じるね。
デューンのようなオリエンタルノート寄りの重めの香りは、そこそこのドレスアップをしないと似合わないので、もう大分長いこと使ってないな~。
アクア・ディ・ジオは一時女の子がみんなつけてたよね。今でも心斎橋のホームなんかで
ふっと香るときがある。今の私の年齢には流石に、甘すぎるなあ。

ずっと前はカジュアルには、バーバリー / ウィークエンドフォーメン、バナナリパブリック /M
なんかをつけていた。こう書いてみるとメンズをつけていたことが多いね…
春に似合うのはオリジンズ / スプリングフィーバー。
スパイシーで、グリーンも入った甘めの他にない香りで好きだったな。廃盤でショックだ。

エリザベス・アーデン / グリーンティ はごくごくカジュアルで使いやすいので
今でも時々つけるけど、香りがシンプルすぎて物足りないのと、すぐ飛んでしまうのが難。
ホントはゲランのパヒュームが好きなんだけど…
付けていくシーンも服もないし、第一おゲラン様、買えんわぁ。
でも、ゲランのフレグランスは調香がやはり他とは全く違う。スンバラシイと思います。
若い頃の予定では、今頃はいろんな意味でゲランを纏えるようになってた筈なのだが…
ぜんっぜん実現してないな(笑)

アベリアの香りがとても好きになったので、
咲いている間にまた高校のある道に行こう。
天然のパヒュームに包まれて、夜のお散歩と洒落込みますか。
これがいちばん贅沢かもね。

2010年10月15日金曜日

ヒャッホーイ!!!★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

阪大の阿部ちゃん似教授から、さりげなく原稿のお褒めを頂いた!!!

非常にクリアかつエレガントな文面! こんなん普通のオッサンには到底書けんわ♥

リップサービスとは承知だが…それにしてもなんて気の回る、ジェントルマンな対応なの~

怜悧な頭脳、男前、ガチでスポーツマン、品のある立ち居振る舞い、
そしてちょっとシャイなご性格。オッサンにありがちな俺様的態度など微塵もございません。
もういちいちありえへんわ~!んもう大人のオトコはこれでなくっちゃねえ。
間違っても「オッサン」なんて呼べない、いやこの先も絶対に呼ばれないであろうお方も
この世にはいらっしゃるのね…

これでご飯三杯は食べられます。 いえしばらく生きていけます。
生きててよかった。阪大よありがとう。先生のいらっしゃる豊中には足を向けて眠れません。
しかしマンガに出てきそうな話やな。

2010年10月14日木曜日

せつない秋の夜♥

涼しくなったと思ったらまたアツイ…
夏物出しっぱなしです。

三連休、予定外の大酒を呑んで暴れてしまったが、
いやー 身も心も立て直さないといけません。
ココロが荒廃してるんだろうか?
季節のなせるワザなのか?
それともそういうお年頃?
おいてけぼり感が強くてイジケてるのかもしれん(涙)

焼きが回ったのだろうか…情けないわ。
もっと素直にならんとアカンのかな…
こんなブルーで複雑な胸中を抱え、
先週の木曜から連休最終日、連休明けにかけて
オバハンカタルシス三連発を実施したが、

1発目は優しい上品な少し年上お姉さまに道頓堀川で
傷心を癒して頂き、
2発目の8歳年下・大迫力子持ちミニスカ胸出し姐さん方には
堀江のバーで「アンタは真面目すぎる」とか「ヤル気と露出が足らん」とか何とか、
とにかく大説教されたのなんのって…
3発目の仕事帰り本町ランチでの肉食系・ン歳年上お姐様は、もう魔界の住人やった…

1発目のノーブルなお姉さまをのぞいて、
みんなトシを重ねるごとにハンターとしての妖気&鬼気を増してるわっ。
カタルシスどころか、あまりに濃すぎて中毒になったんですけどー。

オッサンのワタシには、女は怖いのひと言っす。
やっぱり夜ひとりでこんなことして楽しんでてはアカンのか?
アカンねやろなあ…

さて、今から阪大いってこよっと。
大学行くのタノシー ♪ のだ。来月は京大が待ってるかもしれん!

2010年10月6日水曜日

夕陽の阪大坂

10月しょっぱな、阪大へ。実は初めて行きました。
阪大というと田蓑橋の、窓ガラスが破れてボロッボロの医学部の印象が強く残っている。

ちょうどこの日は後期開始日だったらしく、学内はイベント会場のようにごった返している。
それにしても広い敷地だ… 石橋側の方は、どっから学校の敷地なんかようわからん。

取材させていただいた文系教授は物腰柔らかく、
なんとあの阿部ちゃん似!である。
こないだからの理系オンパレではこんな男前はおらんかったぞ。
教授界じゃなくっても堂々Sランクのハンサムだ。
内外で人気あるだろーなー。
しかもお話が私の様な下々の者にも分かりやすい。
教育者としてのレベルも高いんでR。

こういう方に共通する特徴は、お会いした際に当方が発する文言の一言二言で瞬時に
こちらのレベルを判断し、それに応じたモードにバシーッと切り替えて対応して下さる点だ。
ほんの一瞬真顔で一瞥されるのだが、その瞬間に上記の一連の作業を頭の中で遂行、
完了なさる。 で、そこからは相手のレベル完全対応モードの笑顔にチェーンジ!なのだ。
やっぱりこれができるお方は本当にカシコイのだ。ちゅうか教授業のプロなんである。

なんか新興住宅街のようだ
教授、なおかつ学生時代は
バスケット、水泳に夢中だったと仰り、現在はテニスをライフワークとされているとのこと。
バリバリ文武両道だ。
顔良し、頭良し、スポーツ万能、
謙虚なお人柄。
高校生のお子さんがいらっしゃるそうで、家庭も円満そう。絵に描いたような人生(に見える)。
参りました。
ヒネた私が悪うございました。



取材が終わって外に出て、担当クン 「…あんなんアリですかー?」
あるんやねえ。世の中理不尽やねえ。

「顔はムリにしても、今から脳ミソだけでも洗濯したいですねえ」 ワハハ。ほんまやねえ。
でも、オバちゃんのは洗濯したらもう乾けへんわ。

今年竣工の真新しい像
ねえ、あんな人に現実に会えただけでも何かワケのワカラン勇気はわいてくるよね。
ありそうもないことって、あるということがわかったもんね。

二人でバカ話しながら、帰りの学生でごった返す夕陽の
阪大坂を下っていきました。
たぶん今ここでこんなアホみたいな話してんの、
私らぐらいやで、と言いながら。

また来週阪大行くし。今度もアタリやったらいいな♥
そうはいかんか。

2010年10月4日月曜日

姫路の収穫Ⅱ

ちょっと前の話になってしまったけど、姫路遠足の土産話その2。
午前中に兵庫県立大学の新在家キャンパス取材を終えて、午後からまた姫路駅からバスで30分のキャンパスまで行かないといけない。間に時間はたっぷりある。

30代になったばっかりの背のたかい眼鏡の担当クンが、「姫路おでん、食べに行きません?」と言い出した。姫路おでん?いいよー。知らなかったワタシは、お付き合いすることに。「仕事で遠足の時は、なんか楽しまないとね」と、二人でいそいそと駅近くの地下街へ。

担当クン、最近B級グルメに目覚めたらしい。 富山出身の彼は、「大阪でいろんなモン食べたいけど、行くのがコワイ場所が多い」とのこと。
よーし鶴見橋でも新世界でもお姐さんが付き合ってあげるよん。出が出ですからどこでも大丈夫!

「姫路おでん」は要するに地域おこしフードのようだが、生姜醤油をつけて食べるのが特徴とか。
だからおでんのだし自体はそんなに濃い味ではない。
想像できてその通りの味だけど、このお店は渋くてよかったな。
雰囲気で味3割り増しってとこです。

杉玉がいいよね


このお店は地元の蔵元「灘菊」がずいぶん前からやっている、いわばパイロットショップ(?)的なものらしい。
おでんを食べながら担当クンと
「こりゃやっぱり酒が要るでしょ!」と 涙涙。また昼から仕事あるからねー、隣のオジサンたちみたいに冷酒で一杯というワケにはいかんよ…辛かったっす。

この日の仕事終わってから来たらよかったよね、と基本的な
選択ミスを後悔したのでした。アホだ私ら。

直営店なので、お安め

呑めなかった…