Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2009年11月29日日曜日

おともだちができた

TII最終日の前、こんな機会でもないとIMAXなんて行くことないやろ、と箕面のIMAXへ。
ほとんど病気であります。 依存症の部類でしょう。
IMAX用に撮影されたコンテンツでないと本来の効果は発揮せえへんらしいし、日本で設置されてるIMAXはもうひとつ、との風評ですが… まあ探検探検。

IMAX上映は夜から1日1回だけ。千里中央についた時は18時を過ぎ、すでに暗かった。
さあ電車の改札を出ようとすると、さっきまであった切符がない!なんで!?
鞄の中身やコートのポケットをひっくり返して探すこと約5分以上。やっぱりないので、スマーンと申告したらやさしい駅員さんは許してくれて無事外へ。

バス乗り場を往生して探し、ええっと、映画館のあるショッピングセンター“ヴィソラ”行きのシャトルバスは…
 えっ、今出たトコで次は20分後…?

ああああこれは切符紛失の時間が痛かったぜ!とトホーにくれていると、
「あんのーヴィソラ行かれるんですか?」と背後から女性の声が。
「は、はい」「ひょっとして映画ですか?」 …なぜわかる???(笑)

ワシがぼーっと見つめていた普通の阪急バスをお互い指差して、「これでも行けますよねえ、たぶん」と確認しあい、「じゃあ一緒に行きましょう」ということに。
なんせ初めての場所に暗い時間に来ると方向感覚も狂う。
二人とも時間も迫っているし、知らん郊外の施設で映画館に迷わずたどりつけるか
不安も出てきたし、渡りに船なのだ。

んで、とにかくこのバスに乗れい、ということで車中で
「マイケルですか?」「オーイエー~」となりあとはMJ談義になった。
なんかこれで映画8回目らしい。映画見てから嵌ったとおっしゃる尼崎の30代前半ぐらいの可愛い女性。それもこの2週間で急激に嵌ったんやって。
2週間か。恋愛でもそうやが、今いちばん楽しい時やな(笑)

「小学生ぐらいのときにすごい人気があったのは知ってたけど…」とのこと。
映画や音楽は元々好きなほうだが、人生でこんなになんかに嵌ったのは初めてだという。
職場や友人にMJに関心のある人はおらず、現在彼女は変人扱いされているとのこと。まあ大概はそうなるでしょう。
ワシも今さらどうしたんやとか言われっぱなしやもんね。

ずっと音楽談義なんかをして、ちょっと迷いながら無事ギリで映画館に到着。お互いに「あなたに会えてよかった~」と感謝。
偶然席も近かったので帰りも一緒に帰ることになり、。まるで最近付き合い始めた彼氏についての一方的なノロケ話をフンフンと聞いているようなオバハン状態になった。
「マイケルのいろんな動画を見て、こんなにギャップがある人やとは思わなかったんですよ~。で、気がついたらほとんど毎日仕事の帰りに映画館へ通っていたんですぅ」
そうやよなあ。恋愛かってその人のギャップを見た瞬間始まるんやからなあ。
…さては、これは恋やな?

マイコは子ども時代からオッサンまで芸暦が長いし、容姿も時代によってバリエーション豊かなのでスターとして楽しめる幅が非常に広い。自分の好きな時代を好みに応じて自由にチョイスできるのである。それもいくつでも。
このへんの手札の多さも他の追随を許さない点でしょう。

ワシは現在はJ5後期からOTW直前ぐらいまでを、「こんな息子がおったらもう死んでもええわなあ」というような気持ちで鑑賞するポジションに落ち着いている。
ファンが自分の年代や立場によって自由にいろんなマイコを選べ、まあ自由に妄想できるのである。
これは芸能人としては無敵なスタンスやで。あらゆる角度から複層的に「商品」が用意できてるんやもんね。

本質的には1人の人間でたぶん軸はブレていないのだが、時代によってスライスされたその断面はグラデーションではなく、それぞれのイメージはキッパリと独立している。
でも、その個別の人格群(?)が有機的に合わさって、“マイケル・ジャクソン”という固有であり、唯一無二のイメージを形成しているのだ。
う~ん。どうもMJのことを考えると、“ホロン”という概念を思い出さざるを得ないのであります。

またこのへんについては駄脳ながらいろいろ考えてみたいのであります。
「イメージの消費」というテーマにおいて、MJは研究するには余りにデッカ過ぎる存在やけどなあ…

んで、件の女性とは帰りの電車内でも盛り上がり、メール交換して二人で友の会を結成しました。
二人とも何の友の会かわかってないし、お互い自分が現状マイコのファンなのかどうかも定かではない状態ですが。

MJが取り持つ不思議なご縁、と言いたいところですが、
実は切符ナイヨ~事件が取り持った縁やと思う。
我慢して生きていれば、たまに面白いこともある。ね。

あっ、肝心のIMAXですが、確かにスクリーンは大きいけど…
音響に関しては大阪では現在なんばパークスシネマの方がいいのではないか?
映像もこのコンテンツに関してはパークスの方が見やすかった。
IMAXは激しい動体の映るシーンになると、残像がのこる感じで見にくいんやよね。

で、帰宅すると、鞄の中のわかりやすい場所から切符が出てきた。
ここもあれほど探したのに…
なんでやったんやろ???

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