Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2010年7月4日日曜日

時の流れの雫

6月は仕事は暇だったので、これまで片付けられなかったことをしようとしたのだが、中途で挫折。
気持ちがまだまだアップダウンの株価乱高下状態から抜け出せないでいるみたいである。

ちょっと、心をのんびり休める時間、いや期間が必要なんやろなー。
どうしたらいいんかな… 1人で自家発電はかなり燃料切れかも。もう燃やすもんないぞ。
時間ばかりが過ぎていく。ワタシはいったい毎日、何をしているのだろう。
火種の切れそうなちいさな溶鉱炉の火を、本当はしばらく落としてその傍ですこし休みたい、と思う。

で、ちょうどお声のかかった蛍狩りのお誘いに便乗させていただいて、この季節、雨のにおいと草いきれのする山里(結構近いけど)へ。
出発時の天候に、今年はもう蛍はだめだと思ったけれど、夜の帳が降りきった頃の時間だけ雨はやみ。不思議なことでした。
夜の闇に線を描くほのかな蛍の灯火は、いつか乗った静かな車窓に流れるかすかな灯りに似ていて、ちょっとさみしくなった。



こちらにお邪魔したときは、朝に歩く里の道が好きだ。
静かで平坦な山すその草むらに分け入る小道には、池や花や鳥や虫が、それぞれの場所で生きている。
私たちはその「領域」に勝手に分け入ってずんずん歩いているのだが、彼らは言葉で拒むこともなく、その姿で侵入者をも癒してくれる。

前夜に疎ましく思った雨も、翌朝には露となって残り、路傍の草の葉を潤す。
人生に起こるよくないと思えるいろんなことも、そういうものかもしれない。

さまざまなことをきちんと愛しく思えるようになれるまで、
初めて誰かをそう思えるまで、
まだ残された時間はあるのだろうか。
間に合わなかったらどうしよう。
それはそれで、そういうことなんやろな。

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