Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2010年11月28日日曜日

Marilyn Monroeという生き方

なんにせよ、壮絶である。
世界で最も女性であることをコマーシャリズムに乗せた女、そしてそれに滅ぼされた女。
そして永遠に女として生き続ける女。
薄っぺらなフェミニズムとは最遠の、対極の位置にいる女。

イヌの名前にしました。
正式名は Norma Jean で、呼び名は Jean にしよ。
音が gene の意味も持たせられるのがいいね。
ふむふむ、なかなか気に入った。
まー、まりりん → Marilyn → Norma Jean → ジーン という、コジツケなんですが。

… んー、ジン子にしょうかなあ。
仁子?甚子?刃子もええなあ。尽子じゃちょっと、マズイよなあ。
儘子? 人の思い通りになってしまう、っていうんはイカンよなあ。
女は自分の道を行ってくれんとな。
あるがまま、っていうんやったらええかな。あるがままで愛されるのがええもんね。
Goodbye Norma Jeane: Elton John sings to Marilyn Monroe 
  
これはマダンナのマテリアル・ガールの元ネタにもなっていますが、今見ても物凄く美しい映像に驚愕。
Diamonds Are A Girls Best Friend 
in “Gentlemen prefer blondes

 ほんまほんま、最後に信じられるのはそうやよなー。
しみじみ実感するわ。
どっちみち最後には女が生き残るしな。

おまけ。近視の人はマリリン・モンローに見えるアインシュタインの画像。
もしアインシュタインが見えるなら、数メートル下がってみてみてね、とのこと。
目を細めて目に入る光量を少なくしても、マリリンが見えてきます。

2010年11月23日火曜日

山ガールズで紅葉狩り













今日はまりりんサービス(もう小さい時ほど喜ばないが)で夙川から甲山~仁川へ。
人手の多い紅葉スポットを避けて、ほとんど観光客のいない場所へちょっとした山歩き。
本日は弁当作りは負担なので、どこかで調達に決定。
ちょっと残念だけど、これだと朝は余裕ができる。

ステンのマグボトルに熱いアップルティーを入れて、チョコレートも少し持って、いざ出発。
約1名は山ガールというにはオコガマシすぎるけど。

山歩きのときは途中でビールはのまない。しんどくなるので、下山してからね。
今日は10kmぐらい歩き、ちょっとスッキリ。

やっぱり風と光と植物のある場所へ行かんとね。
自分ではどうしょうもない気持ちが、偉大な自然の力で変わる。
会わなくても、眼下の景色の中に必ずいる誰かを確かめて、不思議と安心する。

2010年11月22日月曜日

AWESOME !!!!

これすごいです。立体ホログラム?さすがラルフ・ローレン。

Ralph Lauren 4D Light Show in its entirety: HD

2010年11月21日日曜日

伏見そぞろ歩き

伏見はなんだか仕事で行く機会が多い。
バラバラなクライアントなのに、何故か伏見、高槻は取材物件が多いのだ。
いつも仕事が終わると夕方で、満足に伏見を歩いたことがなかった。
カッパカントリーをさらっと見たことがあるくらいなのだ。




雲ひとつなく晴れた土曜日、悲しいかな
朝から取材。でも昼過ぎには終わる。これは伏見を散策するチャンス!
はじめは当然一人を予定していたのだが、なぜかクライアント会社の超大手素材メーカー系列の若き男女お二人とご一緒することになった。
もう完全にプライベートモードなので何でもアリなのである。

龍馬ブームで寺田屋目当ての
観光客がすごく多い。
暖かな日で伏見のまちは
人でいっぱいだ。
 まずは三人で黄桜のミュージアムであるカッパカントリーへ向かい、軽い昼食。オジサンがいないのでお互いに気兼ねもなく、いろんな話がはずむ。営業マンの彼は5歳年上の彼女に、彼女が学生時代留学してたイギリスで結婚式を挙げようと、プロポーズとしてイギリス行きエアのチケットを渡すつもりだそうだ。ええやないの、泣けるねえ。オバチャンそういう話好きよ。



たまにはこういう時間もいいものだ。
ひとりもいいけど、彼みたいに初対面の人と知らない街をご一緒するのも楽しい。
彼はまた滋賀へ仕事なのでここでお別れ。
あとは前からこの仕事担当の、現在妊婦さんの女性と二人で。
彼女のお腹が大きいのであまり歩き回ることはできなかったが、寺田屋の内部をじっくり見て
月桂冠の大倉記念館、日本酒をかけて食べるアイスを古民家風のカフェで楽しんだり、と
暫しの散策を楽しんだ。

楽しかったな。お二人とこういう風にどこかをぶらぶらすることは多分二度とないと思うけど、
そういう1回きりの縁の出来事に、意味があるような気がする。

1回きりの想い出の中の人。
ある時期は頻繁に会って、でもお互いになぜか離れて、相当の日々が過ぎてから
また会うことになる人。
ごくたまに会うだけだったのに、何かのきっかけでとても会うようになる人。
大事な人から、想い出の中の人に変わってしまう人。
二度と会えない人。
すぐそこにいるのははっきりしているのに、あえてお互いに、会わない人。
あとひと言がどうしても言えなくて、ふるえる細い糸のゆくえを見守るしかない人。

人と人って、胸が痛くもぼんやり熱くもなる、不思議なものだ。

2010年11月17日水曜日

Hold My Hand

明日まではカタログコピーの納品で、ちょっと犬のこと落ち着いて考えられないんだけど…

確かに去年一人いなくなったので、この話はなんかあるんか?という気はしている。

いままでも、誰かがいなくなると誰かが来た。
母がいなくなってすぐ、高校のクラスの優しいY君が生まれた仔猫をスタジアムジャンバーの胸の中に入れて、駅まで持ってきてくれた。
私を元気付けようと、猫を飼わないかと声をかけてくれたのだ。

キジ猫のメスだったがA吉と名付けて11年生きた。母と同じで体は丈夫でなかった。
私が結婚した翌年、母が倒れた家の中と同じ場所で、同じ病気で最後を迎えた。

さびしかった叔母の最後は、谷町のマンションでひとりだった。
東署の捜査一課、凍えるような寒さの、法円坂の薄暗い検死の施設。
私にはすべて荷が重かった。
でも翌年の春にはまりりんがいた。

昔から家族も身内もほんとうに人数が少ない家系だから、
こうやって補填しあってきたのかもしれないな。
人間も動物も変わらず、いのちは循環するのかも。
ワタシも、何かをつないでいく途中のパーツになれたらええな。

ミニピンはじいちゃんなんかな??ちょっとイメージ違うなー。
犬じゃなくて牡牛座、すべて白髪の大きい人やったからなー。

明日落ち着いたら、いろいろ書いてくれた方たちにお礼を書こう。

これ、“M”のイニシャルになってるんやよね。
Hold My Hand  /  Michael Jackson Featuring Akon

本当に、人生の終盤に近づいて 手をとっていける人がいることが
いちばん幸せなんだと思う。
いろんなことを許して、だいたいのことは目をつぶることができて、
ずっと一緒にいなくてもちゃんとつながっていて、お互いの言いたいことは
なんとなくはわかっていて、まあ、しゃーないな、でもなんかあったら心配やな、と
思えるような相手と、生きているうちにめぐり合うもんなんか?
それとも気づかずに過ごしているだけなんやろか?
大半の人が、会わんと終わるもんなんかなあ。ワシにはわからん。

あかん、スミノフアイス回ってきたわー。
まだ仕事せんとあかんのにー。犬騒動が引鉄になって、なんかのフタあいてしもたがなー。

2010年11月14日日曜日

夜の帳は川面に降りて

土曜日の夕方、九条に向かって歩く道すがら。 
遠く電車の音が川面をすべるように越えてやってくる。

2010年11月12日金曜日

反対側からみる夕陽


16時28分、ガスタンクを背にして。
これからひと月ぐらいが、陽が落ちるのがいちばん早い季節。
自転車で行き来する鉄橋の傍の道には、大きな力が次々と巨大な建物を聳えさせ
川べりの風景をすっかり変えてしまう。

ん~そんなことより仕事どないしょ。とにかく千切っては投げ状態なのだが
そんなにサッサと千切って投げられたらこんなに苦労はせん。
出張帰りはキツイわ…ぐすん…
いつまでするのこんな放蕩生活… … …

2010年11月11日木曜日

I Wanna Be Where You Are

さて、九州からなんかしらんけど周防灘と瀬戸内海越しに
愛をもらったみたいで元気になって帰ってきたし、さらに本命チャージしてガンバろか。

もちろん本命は、お蔵入り曲の新しいアルバムがもうすぐ出るのだが、またマスコミの煽動作戦らしき「歌ってるのは偽者疑惑」が流れたりして、天国へ行ってからもたぶん永遠に休まることのないお気の毒なマイケルさんです。この曲は期間限定公開かな?
Breakingnews - Michael Jackson

ツギハギミキシングやけど、しゃーないわね。
もう本人テイクはできんねんからなあ…
TIIと一緒で、あちこちに散らばっている彼のかけらを必死で集めて組み合わせなければ仕方がない。
もうこの先絶対に元ネタは増えず、「生産」は永遠になく、「編集」作業しかない。
これはやっぱりアーチストとしては寂しいよね。
いや、だから人間みな「編集」ばかりの日常になってはイカンのだ。生きてる限りは。

そんな日が来るとも思わず、ガンガンにモータウンに生産させられていた時代の絶品はやっぱりこれでしょ。
メロウ・ソウルの奇才、レオン・ウェアの手による名曲
I Wanna Be Where You Are  

前から着うたにしてるんだい。

このライブ動画では4:15ぐらいからこの曲を歌ってるんやけど、
変声期に入って元のキーとメロディでは歌いにくいようで、低く音をアドリブしてるのがまたエエんですわー。
The Jackson 5 - I Wanna Be Where You Are - Save The Children

子供とは思えんステージング、ダンス、グルーヴ感!
やっぱり兄弟も含めて、このころがめちゃくちゃカコイイ。 
ちなみにテンションの低~いMCはソウル・トレインのオッチャンやね。 

ちなみにこっちが本家。ぜんぜん別の楽曲やんー。
なんぼマイケルでも、子供の頃にこの味は出せんわなー。 
Leon Ware - I Wanna Be Where you are


さて、秋も深まってきたし…簡単なジャズピアノでもしばらくぶりに弾きながら
チビチビやろうかねー。
指あんまりなまらせたらアカンもんね。

Wanna Be Where you are  …かあ、いいねえ。
これってホンマに実行動したらストーキングやから、気持ちが、ってことね。

しかしこの曲、当時の邦題が【僕は君のマスコット】って、それはないやろ。
歌詞は「ずっと君のコトほったらかしにしてたけど、やっぱり一緒におりたいねん~」っていう
結構得手勝手な男の言い草なんですが…

2010年11月5日金曜日

歩道橋の上から


確か、私が小学生ぐらいの時にできたと思う歩道橋。
ここから見れば、変わっていくものもあり、変わらないものもある。
川にかこまれたまち。

このすこし先には、きらきら光るドームを背景にして、
昔から変わらない鉄橋をわたる環状線の風景と音があって、
それを船上のBARから風に吹かれて眺めるのがとてもすきなのだ。

2010年11月4日木曜日

11月のにおい

ここ数年記憶がまばらな私。ちょっと問題なのでは、と自覚している。
嫌なことは忘れようとする脳機能のおかげなんだろか?

でも、きっとあきらめないで心静かにいれば、やさしくて楽しいこともこれからあるよね。

11月は秋と冬のグラデーションの時間。 中学生ぐらいのときも、いつもこの時期にセーターをおろしていた。
それまでの薄物の長袖の上に、ウールを1枚重ねて「季節が変わったんだな」と文字通り肌で感じていた時期。

…でも、その頃の記憶の糸をたどれば、この時期には炎の見えるストーヴを出して、その上には湯気をほのかに吐く薬缶があったと思うんだけど…
やっぱり 今はかなり暖かくなっているのかも知れないな。







この月に入ると、ことん、と陽が落ちるのがはやくなる。
家路への道、ジャケットの衿を立てる日がふえてゆく。
みんなが帰った後の校庭に、藍色と緋色の混ざった帳がひんやりと下りようとするのを、ちいさい私も、どこからか見ていた。
たぶん、手には竹箒。
黄昏の校庭とセットなのは、やっぱりドヴォルザークやね。

あの頃は、家に帰れば
修理しかけでブラウン管がむき出しのTVや、電圧計や工具がいつもあって、
店にしゃべりに立ち寄った近くのお客さんが振り向いて。
ざわざわとした空気の向こうに、
やさしい湯気と夕餉のにおいがたちのぼり出迎えてくれた。

家の中にも、なんだか人が大勢いた。

今は自分が火をおこす役目だけど、暖かい場所とにおいを
あの頃みたいに、作れてるんだろうか。
やっぱり足りないものがいくつもあるね。