Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2010年12月28日火曜日

街角のペシミスト

今、雷がなって雨がふっている。
冬の稲妻やね。
クリスマスが終わり、でも年末やお正月っていう感じは全然しない。

少しだけまわりが静かな休みの日が何日かあるだけ。その間に持ち越した仕事をして、ちょっと時間ができれば堀江あたりに住む口の悪い(元々はママ)友人たちと、いつものお正月のように逢い、お互いの状況報告をする。

元々の共通の話題である子どもの話はほとんどせず、二人が語るのは、ほぼ全編現在進行中の華やかなお話である。


それも1度にひとつやふたつではない。オンナをめいっぱいエンジョイしていらっしゃる。
1人は高島礼子とか、黒田福美系の美人。つまり仇っぽくて迫力がある。
1人は英語系でオリエンタルな顔立ちなので、外国人にメチャクチャモテる。
今の彼氏もイギリス人のBlackのビジネスマンである。なんと始まりは東芝ビルのスタバで声をかけられたらしい。
時々電話で彼氏と激しい喧嘩をしているが、彼女の主張も外国映画でよくあるシーンみたいで、
キッツイことこの上ない。まあ、それでちょうどええんやよね。日本の男はいろいろ甘え過ぎ。
彼女たち曰く、40からがホンマの勝負やって。気持ちエエね。そうやよね。

1月2日、3日にもなれば、心斎橋の夕暮れは華やかな人出で溢れている。
そんなキラキラした時間の場所を、精一杯小綺麗に、派手に身ごしらえした女3人で歩くのはわるくない。
他の二人は8歳年下のすらりとした美人たちなので、だいぶこちらの分は悪いが。
二人が脚を出して長いコートを羽織って歩けば、どこででも大抵は振り向かれるのだ。

で、もちろん二人とも大酒呑みで、ワインがゴロゴロ空く。
でも二人とも泰然としているのが流石、女としての経験値が高い。
毎年毎年 酒がすすむにつれ、私はマジメすぎると二人に延々説教されて怒られる。
でもまあ、私らがあんまり余計なことをしてもね、と気遣ってもくれている。
このヒト言うこと聞かんからねえ、それさえ直せばなんとかねえ、という溜息と一緒に。
ソナーがぶっ壊れてんのよ、とか、コピーは書けても戦略のシナリオは書けんのね、とか
散々な言われようだが。

どこかで美味しくて健康的なものでもたべて、同じ縁の仲間がやっている、
東心斎橋のBARに行くのがお決まりのコース。結構大バコのなかなかいい店なんである。
一昨年は予想外のスポンサーが現れてくれたんやけどね。

きっとこの先も、私のお正月はずっとこんな感じだと思う。いけるとこまで。
たぶん来週来るお正月も、ふらふらとミナミの街をあるく。

街角のペシミスト  Yumi Matsutoya

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