Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2011年1月20日木曜日

遠くのナニより近くの友

正月しょっぱなから昨日にかけて、肉(焼肉用カルビ)、肉(すきやき用霜降りロース)、りんご(大玉)、冷凍カニ、と立て続けに近所に住む高校の後輩、楽器修理のHトリ君から頂いているのである。とても有り難い。
滅多に食べないご馳走ばかりで、今月は少し体重が増えてしまった。 Hトリ君のせいである。

彼のお家は市場の中の用品屋さん。ご両親が営んでおられる。
ステキな大正マダムがターゲットのダウンタウン・ブティックである。

彼はお店の裏側を工房にして、何でもかんでも器用に直している。ギターから太鼓からバラライカからシタールからジャンベから、およそ名前もワカランような民族楽器まで何でも修理する。
太鼓政もびっくり。 中東の打楽器か弦楽器かワカランのなんて、どっからパーツ調達してくんねん。
バンド仲間のI本先輩のグレコの修理の出来にはビビッた。ぴかぴかのつるつるのマホガニー(?)のネックになって、フレットには綺麗な白蝶貝のポジションマークがカッチョよく貼られている。
葉加瀬太郎をカジュアルでワイルドにしたような(褒めている)Hトリ君の風体からは、
想像も出来ない繊細な仕事だ。
ゴト師や。あっ違った、仕事師や。

彼の周辺に年末から起こった難儀な出来事が、たまたま最近私が大学取材に行ったテーマとどうもぴったり重なりそうなことがわかり、いろいろとやりとりしている。早い話が認知症のハナシだ。
医科大でレビー小体型認知症の話を聞いてきたのだが、どうも、それっぽいのである。わからんけど。
しかしハナから見当違いの科に行かされたようで、医者が診断つけられなくて投薬で悪化してドツボにはまっている状態のようだ。もしもレビーやったら抗うつ薬はタブーだ。
そんな状態が続いたら、何より家族が大変だ。幸いにも彼はしっかり炊事もできるし、こういうことに逃げ出さないタイプの男だが…それはそれで彼の負担が大きくなる。

で、いろいろさらに調べて、どこへ連れて行ったらいいかとかやりとりしており、そんな中での美味しいモノ贈収賄キャンペーンなのである。
商売やってると食べ物は近所やお客さんからよく頂く。それが一時に集中したり、累積したりすると自家消費しきれないのは私もよく知っている。で、くださるのだが、それでもなんだか悪いので、名大へ行った帰りに風来坊の手羽先をお土産に買ってきた。

彼も私もアウトサイダー気質な部分があって、そこでなんとなく気が合うのかもしれない。
ブランドや名前をありがたがる人種が好きになれないのである。
まっちょっと彼が落ち着いたら近所の立ち飲みにでも一緒に行くべ。
その後はPOWWOWで彼が直した馬頭琴でも弾いてもらうぜ。あの店には、ながく行っていない。

0 件のコメント:

コメントを投稿