Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ
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2010年11月23日火曜日

山ガールズで紅葉狩り













今日はまりりんサービス(もう小さい時ほど喜ばないが)で夙川から甲山~仁川へ。
人手の多い紅葉スポットを避けて、ほとんど観光客のいない場所へちょっとした山歩き。
本日は弁当作りは負担なので、どこかで調達に決定。
ちょっと残念だけど、これだと朝は余裕ができる。

ステンのマグボトルに熱いアップルティーを入れて、チョコレートも少し持って、いざ出発。
約1名は山ガールというにはオコガマシすぎるけど。

山歩きのときは途中でビールはのまない。しんどくなるので、下山してからね。
今日は10kmぐらい歩き、ちょっとスッキリ。

やっぱり風と光と植物のある場所へ行かんとね。
自分ではどうしょうもない気持ちが、偉大な自然の力で変わる。
会わなくても、眼下の景色の中に必ずいる誰かを確かめて、不思議と安心する。

2010年11月21日日曜日

伏見そぞろ歩き

伏見はなんだか仕事で行く機会が多い。
バラバラなクライアントなのに、何故か伏見、高槻は取材物件が多いのだ。
いつも仕事が終わると夕方で、満足に伏見を歩いたことがなかった。
カッパカントリーをさらっと見たことがあるくらいなのだ。




雲ひとつなく晴れた土曜日、悲しいかな
朝から取材。でも昼過ぎには終わる。これは伏見を散策するチャンス!
はじめは当然一人を予定していたのだが、なぜかクライアント会社の超大手素材メーカー系列の若き男女お二人とご一緒することになった。
もう完全にプライベートモードなので何でもアリなのである。

龍馬ブームで寺田屋目当ての
観光客がすごく多い。
暖かな日で伏見のまちは
人でいっぱいだ。
 まずは三人で黄桜のミュージアムであるカッパカントリーへ向かい、軽い昼食。オジサンがいないのでお互いに気兼ねもなく、いろんな話がはずむ。営業マンの彼は5歳年上の彼女に、彼女が学生時代留学してたイギリスで結婚式を挙げようと、プロポーズとしてイギリス行きエアのチケットを渡すつもりだそうだ。ええやないの、泣けるねえ。オバチャンそういう話好きよ。



たまにはこういう時間もいいものだ。
ひとりもいいけど、彼みたいに初対面の人と知らない街をご一緒するのも楽しい。
彼はまた滋賀へ仕事なのでここでお別れ。
あとは前からこの仕事担当の、現在妊婦さんの女性と二人で。
彼女のお腹が大きいのであまり歩き回ることはできなかったが、寺田屋の内部をじっくり見て
月桂冠の大倉記念館、日本酒をかけて食べるアイスを古民家風のカフェで楽しんだり、と
暫しの散策を楽しんだ。

楽しかったな。お二人とこういう風にどこかをぶらぶらすることは多分二度とないと思うけど、
そういう1回きりの縁の出来事に、意味があるような気がする。

1回きりの想い出の中の人。
ある時期は頻繁に会って、でもお互いになぜか離れて、相当の日々が過ぎてから
また会うことになる人。
ごくたまに会うだけだったのに、何かのきっかけでとても会うようになる人。
大事な人から、想い出の中の人に変わってしまう人。
二度と会えない人。
すぐそこにいるのははっきりしているのに、あえてお互いに、会わない人。
あとひと言がどうしても言えなくて、ふるえる細い糸のゆくえを見守るしかない人。

人と人って、胸が痛くもぼんやり熱くもなる、不思議なものだ。

2010年9月21日火曜日

姫路の収穫

ああ、原稿を書かなければ。この世間の連休には何もできなかった。
苦手なジャンルはなかなか手が付かずで困る。

先日来行っている神戸県立大学は、姫路工業大学が前身で、あとからいろんな文系もくっつけて総合大学になった。
そのためあちこちにキャンパスが点在していて、取材に行くのが大変だ。

新在家キャンパスは、今まで私が訪問した大学のうち、雰囲気は一番といっていい。
それもそのはず、旧制高校の校舎がまだ残っており、文化財に指定されている。神戸大学が使用していたこともあったようだ。
正門には姫路工業大学の標記も








こじんまりとした構内には、歴史のある良質の建築物が点在し、木立の間を目線が水平に遠くまで抜ける。しかしそれは、山の中を切り開いて作ったキャンパスのように無秩序ではなく、ある節制をもった範囲でとどまるようになっている。そのスケールが人間にとってちょうどよく、気持ちいい「塩梅」なのだ。

構内案内図をみると、小規模ながら、建物の配置が非常にきめ細やかに考慮されたものだとわかる。
詳細は分からないが、当時の外国人設計者によるものだろうか。
こんなとこなら、ワシも勉強したかも…





【参考】: やはり、ディテールまで素晴らしい建築物でした。
http://hardcandy.exblog.jp/11005214/
http://venex2.exblog.jp/8412513/

2010年7月12日月曜日

洞川温泉へ

仕事で奈良県天川村の洞川温泉へ行った。
取材先を聞いたときはぶっ倒れそうになった。天川村?しかも洞川だと?

子供の頃から下市に知り合いがいたので、天川村まで 数度連れて行ってもらった記憶があるのだが…命がけのドライブと車酔いの思い出しかないわい。

いったいどーやって行くの、と思っていたら、大和八木まで車で迎えに来てくれるって。
だけどそこからまた、たぶん1時間半以上ゆうにかかるよ…


救いは梅雨の晴れ間。仕事でなけりゃ快適なドライブだ。7、8年前に長いトンネルが2つできて、ずいぶん天川村へ行く道が楽になったとのこと。ヘアピンカーブはまだまだあるが、難所がぐっと少なくなってるわー。よかった。
しかしやはり、大嶺山系のまっただなか、イヤになるほど遠いのだ。

最近、雨が続く日々でも取材はなぜかピンポイントで晴れている。いつでもどこへ行っても言われる。
晴れて晴れ女になったのか? めでたいこっちゃ。

めざすは洞川温泉のコンフィチュール(ジャム)屋さん。連れてってくれる人のお姉さんの嫁ぎ先らしい。元々実家が旅館を営んでいたが、廃業して佃煮屋→ジャム屋さんに。小学校の教師脱サラ組とのこと。なんかわかるわ。「元センセやから、難儀でっせ」と義弟氏は笑うが、近しい身内に難儀な大学のセンセ(退官したが、往生際悪く、まだなんか横浜でゴソゴソしている)がいるワシは、そういう人種のお人は得意なのである。打ち解けるツボは心得ている。

到着後、まずは洞川温泉のお蕎麦屋さんで昼食。更科粉がほとんどの上品なお蕎麦で美味しい。水がいいからこの地へ来て開業したとのこと。蕎麦職人になるのも大変である。

鍾乳洞があるなんて知らんかった。石灰質なのね。






洞川温泉の風景はとてもいい。昔は修験道のための遊び場として発展したんやよね。
温泉地ってやっぱりどこもそんな成り立ちだ。うーむ。

ジャムはすべて手作り。飛鳥や五條など奈良近郊でとれる季節の農産物を材料にし、近くの親しい養蜂家(本業は別にあるが、ハチ好きが高じて養蜂家になったとのこと)の方がとった蜂蜜を使用している。 茄子や玉ネギ、生姜のジャムもあり、日々いろんな材料に挑戦しているとのこと。
大阪のデパートから引き合いも来るが、「あんまり忙しいのイヤやからねえ」と、商売気は薄い。

取材はこれも店主と親しい地元の方が開いた店で、チャイをいただきながら。テラスから望む吉野杉の木立が美しい。












洞川は独特の言語が発達し、周辺とはまったく異なる単語やイントネーションを使うそうである。以前から言語学の研究対象にもなっている。
パワースポットとして最近は若い人にも人気が出てきているそうだが、確かに時間が独特の流れ方をしている。温泉旅館もいい感じにリニューアルされており、鄙びたなかにもちょっとイマドキな風情もある。
でも、家族で行くとこではないなあ。お忍びに最適…やね。ホンマに時の流れを忘れてボーっとできる。何も話さなくても時間の流れを共有できる、そんな関係のお二人に、おすすめ。

だけどまだ前から奈良交通のバスが来ると、100m以上急勾配をバックしないといけない箇所があまたあるので、運転のヘタな男は彼女を連れて行ってはイケナイ。
逢瀬のあとに別れが待っとるよ、たぶん。