Markey's Osaka West "Oba-han"River-side Blues......

       ── ひらりひらひら きままな稼業 風に吹かれて 東へ西へ

2010年12月31日金曜日

As time goes by

去年まで32年間続いた緊張の生活が突然終わり、今年1年でそれに急に順応するのは難しく、
とても不安定なキモチで過ごした2010年でした。

まがりなりにも残っていた片方の足場が、外されてしまったと思っていたと思う。
今年上半期はふさぎこんでいて、やっと動けるようになったのが半分を過ぎてから。
でも、ホントに目の前のことだけやって時間をやり過ごしていただけで、いろんな後始末とかには全く手がつけられずじまい、というか、まだ手を付ける勇気が出なかった。ほとんどまだそのまんまだ。

こんな情緒の状態だったから、いろんな迷惑をいろんな人にかけた。
声をかけてくれるのに反応しなかったり、誤解されるような行動をしたり、
ひとりでしんどい思いを勝手にしたり。
いつもそこには別に何もなく、ただ以前と変わらぬ空気があるだけだったのだけど。

ずっとずっと長いこと、父との暮らしの中で、自分の情緒を不自然に押さえ込んできたと思う。
だからある意味、それを出してもいい状況がきたのだけど、どうもうまくいかない。
ずっといちばん恐れていた状況でもあることが、現実になってしまったのだから。

自分のいろんなネジとか、いろんなパーツががオカシイのは、自分でおぼろげながらわかっている。
ほとんど元からオカシイんやろうけど、たぶんまだリハビリが必要なんやろな。
32年分、なかなか大変や。はっきり言って、娘時代ぐらいからやり直さなアカンねん。

何がいいたいかというと、今年ワタシと関わった皆様方、妙な行動や言動でご迷惑をおかけしました。
ひょっとしたら不必要にビビらせてしまった人もいるかもしれません。
でもこの状態はまだ急には直らないかもしれないし、一生このままかもしれません。
だけど来年はもうちょっと、マトモな思考に近づけたらいいなと思っています。
いや、何がマトモなんか、正直わかっていないのですが。

それでもま、しゃーないか、と思ってくださる方は、来年もよろしく。
もうすぐそんなあっという間で、ただ単にアホみたいなだけだったワタシの2010年が終わる。

Best of Joy    Michael Jackson

2010年12月29日水曜日

Hail Holy Queen

ウーピー・ゴールドバーグの歌も演技も最高だ
年末大サーヴィスということで、
お耳汚しをもう1曲。

Hail Holy Queen
by Bentencho Choir

 うーん、音程とか合唱の技術とか以前に、自分も含めてノリが決定的に足らんよなぁ…
踊りまくって歌うぐらいでちょうどエエんやけど、日本人はそれがムズカシイ。
いやー天性のリズム感を持つ黒人と比べてはイカンのですが。
ちなみに、こっちが本物。

2010年12月28日火曜日

街角のペシミスト

今、雷がなって雨がふっている。
冬の稲妻やね。
クリスマスが終わり、でも年末やお正月っていう感じは全然しない。

少しだけまわりが静かな休みの日が何日かあるだけ。その間に持ち越した仕事をして、ちょっと時間ができれば堀江あたりに住む口の悪い(元々はママ)友人たちと、いつものお正月のように逢い、お互いの状況報告をする。

元々の共通の話題である子どもの話はほとんどせず、二人が語るのは、ほぼ全編現在進行中の華やかなお話である。

2010年12月25日土曜日

I pray on christmas

私のお耳汚しの後は、もう1曲、
Chibi-Papa さんの1発録りパフォームで。
こういう風に弾いて、歌って、楽しんで、
ちょっと、いや、そこそこ呑んで。
場末の薄暗いWestern Bar みたいなとこで、
そうそう、むかぁしよく行った、
ミナミの “Elpaso”みたいな店で。
誰かと一緒にX'masを過ごせたら Marvelous!
ですね。

ワシももともとブルースは好きなので、
ちょっと演るべか。いやその前に練習です。
左は去年の東京ミッドタウン。
綺麗だったペイヴメントはこちらをご覧ください。

Dude, that was awesome!
He's All That !!! 

I pray on christmas by Chibi-Papa

Kyrie eleison

Merry X'mas ! ! !
What're ya gonna do tonight, Bro&Sis?
とりあえず現場録りです。
うーん、やっぱ、ちょっと…いやだいぶ苦しいなあ。
by Bentencho Choir

インストラクターも細かい指導はせず、
みんなで楽しく歌いましょう、というクワイアだから
ま、よしとするかー。いや、全然よしではないんやが、気にしちゃダメね。
デカいクワイアとは比べ物にならないほど気楽だもんね。
つーか、ちょっと年代が高すぎて全然黒っぽい要素がないのが…微笑ましいところです。
まっこれはこれでええか…

ちなみに先生は声楽家の菊池 敏子さん、港高校のご出身です。
元々オペラがフィールドの方ですが、非常にジャジーなフィーリングもお持ちです。

Special thanks to Mr.Schatte for file arrangement.

2010年12月23日木曜日

まきびとひつじを

素晴らしい知人のAmature Musician, C.P. さんのクリスマス・スペシャル・イシューです。
お声もいい、kbも高スキル。なによりワタシは彼の音楽センスが大好きなのであります。

The first noel by Chibi-Papa

今年はお互いにいろいろあって叶いませんでしたが、
来年はぜひご一緒に演りましょう。


いいえ、
演らせていただければ
ウレシイです、
C.P. さん。

2010年12月17日金曜日

Oops! I Did It Again

うーん。ファッションカタログ60pはキツイわ。
一応書き上げたが、量が多すぎてチェックが終わらん。てか、ワケわからん…
各スペックは大して複雑ではないが、スーパー銭湯の小さ~いシューズロッカーに何百、何千足と情報が入った壮観なイメージだ… たとえが悪いか。

どれとどれとが表現カブッてるか探すだけでも一仕事だよ!

とりあえずこれ聞いて、Pちゃんとお茶飲んでしばし休憩。
Pちゃんはペットボトルの湯たんぽがいたくお気に入り。
自分の体と同サイズの500mlと一緒に、フリースにくるまってぽわ~んと寝ています。

ケージから出したときにはリビングの床の色とPちゃんの色が同じなので、
farsightedのワシはつい蹴飛ばしてしまう… Oops! I Did It Again !!! そこにいたの!ごめんよー。

鰤にフラレたアストロノートがムーンウォークして帰るのがツボだわ。
でも昔から、鰤ってちょ…っと変わった感じの顔なんだよねえ。
この曲を聴くと、プルシェンコを思い出してしまうのが難だけど…

2010年12月12日日曜日

シニアなゴスペルクワイアでちょこっと登場

12/23(祝)に弁天町のオーク200にあるオークホールで行われる弦楽5重奏のクリスマスコンサートで、ほんのちょっとゴスペルで歌います。
このことアップし損ねてたら、オーディエンス申し込みが明日(12/13・月)期限になってた~(汗)
ネットからたぶん、明日いっぱいぐらいは申し込めるんじゃないかなあ?ハガキはもう無理だけど。
ネットでも1度に5名まで申し込み可。
(当記事下部に申し込みフォームへリンク有)

お問い合わせ先は弁天町市民学習センター 
06-6577-1430。
定員250名でそれ以上の申し込みがあれば抽選ですが、期日までに埋まらなければ12/13を過ぎても受け付けてくれるそうなので 上記までお問い合わせを。

関西フィルメンバー弦楽5重奏 Xmasコンサート
日時:12月23日(祝)
場所: 弁天町 オーク200 2番街6階 オークホール
昼の部 13:00 開場 13:30 開演 / 夕の部 16:30 開場 17:00 開演

昼の部も夕方の部も、終わりのほうにゴスペルクワイアでちょこっとクリスマスソング歌う予定です。
自分もシニアなんやけど、あまりにシニアなクワイアで初めビックラこいた(汗)。ゴスペルやからB系のもうちょっと若い人おるとオモテタんよー。

人様に聴いていただく様な本格的なものではありませんが…
ゴスペル色も薄いけど(笑)まあ楽しければよし。
昼の部も夕の部も出ると思います。歌うのはほんまに一瞬やと思いますが。

クワイアのことはさておき、このコンサート自体は有料(¥1500)ですが、お近くの人はふらりと息抜きにいいかも。
弦楽のセットリストはBGM的な超ポピュラーな曲ばかりです。

オーディエンス申し込みは下記から。上から3・4番目の項目です。 

芸術文化サロン「クリスマス・コンサート2010」<昼の部>   
芸術文化サロン「クリスマス・コンサート2010」<夕の部>
http://www.manabi.city.osaka.jp/contents/lll/kouza/search01.asp

夕の部はたぶん19時ごろ終わるので、誰か来てくれたら
それから乾杯もアリです。もし来てくれる方がいれば、事前にご連絡くださいまし。

2010年12月5日日曜日

カフェと野菜と忘年会

前菜。キッシュも手作りで素朴にイケる。野菜が美味しい
料理関係の仕事の忘年会は、幹事会社が節約を図り今年は南森町のカフェで。
お店は SPACE RING

デザイナーの女の子(といっても30代だが)の結婚や、クライアントの女の子が出産で
それぞれ退職するので、そんなこんなでキャーキャー賑やかになった。いいなあ。夢があって。




幹事のデザイン会社社長(男性)とワタシは同年代だが、結婚暦4回の社長も自らの軌跡を
思い浮かべたようで、なんか柄に似合わずシミジミしてはった。
(普段は結構クールでキツ~いキャラクターである)
結婚4回の豪傑には及びも付かないが(4回はいくらなんでもちょっと行き過ぎのような気がする…エリザベス・テイラーじゃあるまいし。いや、リズは8回してるんだった。まだ半分だ)
だいたい考えていることはワタシと一緒だったと思う。

南アフリカ原産の「アイスプラント」が原型
さてHPを見るとちょっと妙なお店かと思ったが、そんなことはなく料理も手作りで美味しい。
チェーン飲食ダイニングに行くよりよっぽど料理はマシである。
ひとつずつ仕事をして自店で仕込んでるので、非常に家庭的味わい。
ああ、イチから作ったね、という味である。
世界の「塩」をお料理と一緒に、というコンセプトだが、まあそれはご愛嬌。別に塩なくてもいい。
これが“シオーナ”。独特な水泡があり生で食べると塩の味がする


それよりも珍しい野菜をいろいろ使っていて、これがなかなか美味。オードブルの長~い三度豆みたいなのも甘くてシャキシャキして美味しかった。

こういう風にそれぞれ塩が来る



上のサラダには「シオーナ(潮菜)」というアイスプラントの一種が使われている。ほんのり塩味がして、食感は海藻というか、海ブドウに近いのかも。
静岡辺りでかなり栽培されているようだ。

お料理にはそれぞれいろいろな塩が付いて出てくる。
この3つはスパイシーソルト、アメリカ産のジュラ紀の塩、島根県の山葵入りソルト。
まあこれはお遊びだし、
肉はまあ、2500円のコースだもんな
塩つけなくても充分素材の味と、あらかじめついている味で食べられる。ワシャ腎臓をやったことがあるのであんまり濃い味は苦手だ。ちなみにまりりんは小さい頃はダシをひいて薄味で育てたせいか、今でもいかにもな外食味は苦手である。ハンバーガーも食べない。酒の肴は好き。

きのこのペンネ。ワインの友。チーズはいいもの使ってる



女性ばかりで、あまりお酒を飲まない人もいるような集まりにおすすめ。お料理は素朴に満足、結構食べる人でもお腹いっぱいになれます。飲み放題でカクテルやワインも飲めるし、やすいよ。
最後はオムライスで〆る。トマトソースが手作りの味で悪くない

2010年12月2日木曜日

And I don't need no carrying on, Cause you had a bad day

12月。うーしんど。仕事が前へ前へドミノのように倒れてくる。
ここでひとつ間違うと収集つけへんようになる一歩手前やな。
一人やから生産性ひくいしなー。
でも、時間をなんとか作るためがんばらねば…。

タイトルみたいな言葉を言ってくれる人がいたら
いいんやけどね。
たま~にまりりんは、ワタシの明日の予定を聞いて「トシやけどがんばれ」とは言ってくれるけど、
「がんばらんでええやん」とは言わんなあ。子供やから無理か。
勉強を今まで全然よう見たってへんので、それがちょっとここにきてマズイな…と心痛。
んー、でも、できもせんのに何もかもちゃんとやろうなんて、不遜な考えは持たんでいいよね。
まりりんさん、基本素直で笑顔がよければヨシとする。アホでも。

近頃はワタシの肩の近くに差し伸べてくれる、いろんな手に気づいて感謝。
肩をたたいてくれるのを待たないで、自分からその手を握っていかんとね。
ワシもちっとは人間ができてきたんかいな?まだとんでもない大ポカのほうが多いけど。

この曲、今やすっかり定番ソングになってしまいました。 どこででも聴くんやけど…
Daniel Powter Bad day

ジーンは呼びにくく、結局「ピン子」になってしまっています。もしくは「ピン吉」。
どっちか決めなアカンわ。ピン吉になりそうやけど。

2010年11月28日日曜日

Marilyn Monroeという生き方

なんにせよ、壮絶である。
世界で最も女性であることをコマーシャリズムに乗せた女、そしてそれに滅ぼされた女。
そして永遠に女として生き続ける女。
薄っぺらなフェミニズムとは最遠の、対極の位置にいる女。

イヌの名前にしました。
正式名は Norma Jean で、呼び名は Jean にしよ。
音が gene の意味も持たせられるのがいいね。
ふむふむ、なかなか気に入った。
まー、まりりん → Marilyn → Norma Jean → ジーン という、コジツケなんですが。

… んー、ジン子にしょうかなあ。
仁子?甚子?刃子もええなあ。尽子じゃちょっと、マズイよなあ。
儘子? 人の思い通りになってしまう、っていうんはイカンよなあ。
女は自分の道を行ってくれんとな。
あるがまま、っていうんやったらええかな。あるがままで愛されるのがええもんね。
Goodbye Norma Jeane: Elton John sings to Marilyn Monroe 
  
これはマダンナのマテリアル・ガールの元ネタにもなっていますが、今見ても物凄く美しい映像に驚愕。
Diamonds Are A Girls Best Friend 
in “Gentlemen prefer blondes

 ほんまほんま、最後に信じられるのはそうやよなー。
しみじみ実感するわ。
どっちみち最後には女が生き残るしな。

おまけ。近視の人はマリリン・モンローに見えるアインシュタインの画像。
もしアインシュタインが見えるなら、数メートル下がってみてみてね、とのこと。
目を細めて目に入る光量を少なくしても、マリリンが見えてきます。

2010年11月23日火曜日

山ガールズで紅葉狩り













今日はまりりんサービス(もう小さい時ほど喜ばないが)で夙川から甲山~仁川へ。
人手の多い紅葉スポットを避けて、ほとんど観光客のいない場所へちょっとした山歩き。
本日は弁当作りは負担なので、どこかで調達に決定。
ちょっと残念だけど、これだと朝は余裕ができる。

ステンのマグボトルに熱いアップルティーを入れて、チョコレートも少し持って、いざ出発。
約1名は山ガールというにはオコガマシすぎるけど。

山歩きのときは途中でビールはのまない。しんどくなるので、下山してからね。
今日は10kmぐらい歩き、ちょっとスッキリ。

やっぱり風と光と植物のある場所へ行かんとね。
自分ではどうしょうもない気持ちが、偉大な自然の力で変わる。
会わなくても、眼下の景色の中に必ずいる誰かを確かめて、不思議と安心する。

2010年11月22日月曜日

AWESOME !!!!

これすごいです。立体ホログラム?さすがラルフ・ローレン。

Ralph Lauren 4D Light Show in its entirety: HD

2010年11月21日日曜日

伏見そぞろ歩き

伏見はなんだか仕事で行く機会が多い。
バラバラなクライアントなのに、何故か伏見、高槻は取材物件が多いのだ。
いつも仕事が終わると夕方で、満足に伏見を歩いたことがなかった。
カッパカントリーをさらっと見たことがあるくらいなのだ。




雲ひとつなく晴れた土曜日、悲しいかな
朝から取材。でも昼過ぎには終わる。これは伏見を散策するチャンス!
はじめは当然一人を予定していたのだが、なぜかクライアント会社の超大手素材メーカー系列の若き男女お二人とご一緒することになった。
もう完全にプライベートモードなので何でもアリなのである。

龍馬ブームで寺田屋目当ての
観光客がすごく多い。
暖かな日で伏見のまちは
人でいっぱいだ。
 まずは三人で黄桜のミュージアムであるカッパカントリーへ向かい、軽い昼食。オジサンがいないのでお互いに気兼ねもなく、いろんな話がはずむ。営業マンの彼は5歳年上の彼女に、彼女が学生時代留学してたイギリスで結婚式を挙げようと、プロポーズとしてイギリス行きエアのチケットを渡すつもりだそうだ。ええやないの、泣けるねえ。オバチャンそういう話好きよ。



たまにはこういう時間もいいものだ。
ひとりもいいけど、彼みたいに初対面の人と知らない街をご一緒するのも楽しい。
彼はまた滋賀へ仕事なのでここでお別れ。
あとは前からこの仕事担当の、現在妊婦さんの女性と二人で。
彼女のお腹が大きいのであまり歩き回ることはできなかったが、寺田屋の内部をじっくり見て
月桂冠の大倉記念館、日本酒をかけて食べるアイスを古民家風のカフェで楽しんだり、と
暫しの散策を楽しんだ。

楽しかったな。お二人とこういう風にどこかをぶらぶらすることは多分二度とないと思うけど、
そういう1回きりの縁の出来事に、意味があるような気がする。

1回きりの想い出の中の人。
ある時期は頻繁に会って、でもお互いになぜか離れて、相当の日々が過ぎてから
また会うことになる人。
ごくたまに会うだけだったのに、何かのきっかけでとても会うようになる人。
大事な人から、想い出の中の人に変わってしまう人。
二度と会えない人。
すぐそこにいるのははっきりしているのに、あえてお互いに、会わない人。
あとひと言がどうしても言えなくて、ふるえる細い糸のゆくえを見守るしかない人。

人と人って、胸が痛くもぼんやり熱くもなる、不思議なものだ。

2010年11月17日水曜日

Hold My Hand

明日まではカタログコピーの納品で、ちょっと犬のこと落ち着いて考えられないんだけど…

確かに去年一人いなくなったので、この話はなんかあるんか?という気はしている。

いままでも、誰かがいなくなると誰かが来た。
母がいなくなってすぐ、高校のクラスの優しいY君が生まれた仔猫をスタジアムジャンバーの胸の中に入れて、駅まで持ってきてくれた。
私を元気付けようと、猫を飼わないかと声をかけてくれたのだ。

キジ猫のメスだったがA吉と名付けて11年生きた。母と同じで体は丈夫でなかった。
私が結婚した翌年、母が倒れた家の中と同じ場所で、同じ病気で最後を迎えた。

さびしかった叔母の最後は、谷町のマンションでひとりだった。
東署の捜査一課、凍えるような寒さの、法円坂の薄暗い検死の施設。
私にはすべて荷が重かった。
でも翌年の春にはまりりんがいた。

昔から家族も身内もほんとうに人数が少ない家系だから、
こうやって補填しあってきたのかもしれないな。
人間も動物も変わらず、いのちは循環するのかも。
ワタシも、何かをつないでいく途中のパーツになれたらええな。

ミニピンはじいちゃんなんかな??ちょっとイメージ違うなー。
犬じゃなくて牡牛座、すべて白髪の大きい人やったからなー。

明日落ち着いたら、いろいろ書いてくれた方たちにお礼を書こう。

これ、“M”のイニシャルになってるんやよね。
Hold My Hand  /  Michael Jackson Featuring Akon

本当に、人生の終盤に近づいて 手をとっていける人がいることが
いちばん幸せなんだと思う。
いろんなことを許して、だいたいのことは目をつぶることができて、
ずっと一緒にいなくてもちゃんとつながっていて、お互いの言いたいことは
なんとなくはわかっていて、まあ、しゃーないな、でもなんかあったら心配やな、と
思えるような相手と、生きているうちにめぐり合うもんなんか?
それとも気づかずに過ごしているだけなんやろか?
大半の人が、会わんと終わるもんなんかなあ。ワシにはわからん。

あかん、スミノフアイス回ってきたわー。
まだ仕事せんとあかんのにー。犬騒動が引鉄になって、なんかのフタあいてしもたがなー。

2010年11月14日日曜日

夜の帳は川面に降りて

土曜日の夕方、九条に向かって歩く道すがら。 
遠く電車の音が川面をすべるように越えてやってくる。

2010年11月12日金曜日

反対側からみる夕陽


16時28分、ガスタンクを背にして。
これからひと月ぐらいが、陽が落ちるのがいちばん早い季節。
自転車で行き来する鉄橋の傍の道には、大きな力が次々と巨大な建物を聳えさせ
川べりの風景をすっかり変えてしまう。

ん~そんなことより仕事どないしょ。とにかく千切っては投げ状態なのだが
そんなにサッサと千切って投げられたらこんなに苦労はせん。
出張帰りはキツイわ…ぐすん…
いつまでするのこんな放蕩生活… … …

2010年11月11日木曜日

I Wanna Be Where You Are

さて、九州からなんかしらんけど周防灘と瀬戸内海越しに
愛をもらったみたいで元気になって帰ってきたし、さらに本命チャージしてガンバろか。

もちろん本命は、お蔵入り曲の新しいアルバムがもうすぐ出るのだが、またマスコミの煽動作戦らしき「歌ってるのは偽者疑惑」が流れたりして、天国へ行ってからもたぶん永遠に休まることのないお気の毒なマイケルさんです。この曲は期間限定公開かな?
Breakingnews - Michael Jackson

ツギハギミキシングやけど、しゃーないわね。
もう本人テイクはできんねんからなあ…
TIIと一緒で、あちこちに散らばっている彼のかけらを必死で集めて組み合わせなければ仕方がない。
もうこの先絶対に元ネタは増えず、「生産」は永遠になく、「編集」作業しかない。
これはやっぱりアーチストとしては寂しいよね。
いや、だから人間みな「編集」ばかりの日常になってはイカンのだ。生きてる限りは。

そんな日が来るとも思わず、ガンガンにモータウンに生産させられていた時代の絶品はやっぱりこれでしょ。
メロウ・ソウルの奇才、レオン・ウェアの手による名曲
I Wanna Be Where You Are  

前から着うたにしてるんだい。

このライブ動画では4:15ぐらいからこの曲を歌ってるんやけど、
変声期に入って元のキーとメロディでは歌いにくいようで、低く音をアドリブしてるのがまたエエんですわー。
The Jackson 5 - I Wanna Be Where You Are - Save The Children

子供とは思えんステージング、ダンス、グルーヴ感!
やっぱり兄弟も含めて、このころがめちゃくちゃカコイイ。 
ちなみにテンションの低~いMCはソウル・トレインのオッチャンやね。 

ちなみにこっちが本家。ぜんぜん別の楽曲やんー。
なんぼマイケルでも、子供の頃にこの味は出せんわなー。 
Leon Ware - I Wanna Be Where you are


さて、秋も深まってきたし…簡単なジャズピアノでもしばらくぶりに弾きながら
チビチビやろうかねー。
指あんまりなまらせたらアカンもんね。

Wanna Be Where you are  …かあ、いいねえ。
これってホンマに実行動したらストーキングやから、気持ちが、ってことね。

しかしこの曲、当時の邦題が【僕は君のマスコット】って、それはないやろ。
歌詞は「ずっと君のコトほったらかしにしてたけど、やっぱり一緒におりたいねん~」っていう
結構得手勝手な男の言い草なんですが…

2010年11月5日金曜日

歩道橋の上から


確か、私が小学生ぐらいの時にできたと思う歩道橋。
ここから見れば、変わっていくものもあり、変わらないものもある。
川にかこまれたまち。

このすこし先には、きらきら光るドームを背景にして、
昔から変わらない鉄橋をわたる環状線の風景と音があって、
それを船上のBARから風に吹かれて眺めるのがとてもすきなのだ。

2010年11月4日木曜日

11月のにおい

ここ数年記憶がまばらな私。ちょっと問題なのでは、と自覚している。
嫌なことは忘れようとする脳機能のおかげなんだろか?

でも、きっとあきらめないで心静かにいれば、やさしくて楽しいこともこれからあるよね。

11月は秋と冬のグラデーションの時間。 中学生ぐらいのときも、いつもこの時期にセーターをおろしていた。
それまでの薄物の長袖の上に、ウールを1枚重ねて「季節が変わったんだな」と文字通り肌で感じていた時期。

…でも、その頃の記憶の糸をたどれば、この時期には炎の見えるストーヴを出して、その上には湯気をほのかに吐く薬缶があったと思うんだけど…
やっぱり 今はかなり暖かくなっているのかも知れないな。







この月に入ると、ことん、と陽が落ちるのがはやくなる。
家路への道、ジャケットの衿を立てる日がふえてゆく。
みんなが帰った後の校庭に、藍色と緋色の混ざった帳がひんやりと下りようとするのを、ちいさい私も、どこからか見ていた。
たぶん、手には竹箒。
黄昏の校庭とセットなのは、やっぱりドヴォルザークやね。

あの頃は、家に帰れば
修理しかけでブラウン管がむき出しのTVや、電圧計や工具がいつもあって、
店にしゃべりに立ち寄った近くのお客さんが振り向いて。
ざわざわとした空気の向こうに、
やさしい湯気と夕餉のにおいがたちのぼり出迎えてくれた。

家の中にも、なんだか人が大勢いた。

今は自分が火をおこす役目だけど、暖かい場所とにおいを
あの頃みたいに、作れてるんだろうか。
やっぱり足りないものがいくつもあるね。

2010年10月29日金曜日

クリーニング屋でじわり

日曜日にまりりんの分ともども服の入れ替えをし、火曜日辺りから急に寒くなった。
去年クリーニングに出し忘れていたウールのセーターが数点出てきたので、商店街のクリーニング屋さんへ。
特に顔見知りの店ではないが、初老のご夫婦でやっている取次店だ。

おばちゃんが受付伝票をカウンターで書いてくれる間、他愛のないおしゃべり。
以前堀江に住んでいた頃は、買い物して話すことなど皆無であったが、川を越えただけの下町は路上でしゃべっている人だらけ。やっぱりこっちの方が性に合う。
ワシはあまり地域密着型のライフスタイルではないけれど、やはり生まれ育った地元のカラーというのは大きい。
たとえ東京へ行っても、北千住などの商店街を歩くとほっとするのだ。

おば:「急にさむなったなあ」
私:「ほんまやねえ。こないだの日曜に衣替えしてよかったわあ」
おば:「あんた、偉いなあ。日曜ええ天気やったやろ?
どっこも行かんとちゃんと衣替えしてんなあ」

不意に鼻の奥にツン、ときた。
そんな風に誰かに言われたことは長い間なかったのだ。
やったことを褒めてもらえて、単純に本当に、うれしかった。ありがとおばちゃん。

相手が言葉で私を傷つけるときは、自分の張り詰めた不安定な思いがそこに反映されて返ってきているだけの話。弱っているところに堪えて、本当にしんどいけれど。
不安や懼れからくる気持ちの刃を外に向けないで、そろそろ、素直にならないとあかんね。

さて、素直になる相手が問題なのだが。

2010年10月22日金曜日

道頓堀行進曲



10月のオバハンカタルシス3連発の第一弾
(いや、この方はオバハンと呼んではあまりにも失礼だ)は、ミナミでの女同士のデートであった。(結構1日中ご一緒させていただいたので、ホンマにデート状態だった 笑)

昨年のバタバタ時に助けていただいた恩人である。じいちゃんがもうダメだ、という日の取材を代わっていただいた。

あれから1年。なんとか目の前の仕事は細々としてきたし、人の集まる場所での傍目にはフツーに見えていたかもしれないが、以前からの友人知人にはまったくレスポンスを返せなかったワシなのであった。プライベートではほとんど引き篭もりであったのだ。
GWには大学時代の友人から、心配のあまり
自宅を奇襲されている。

実の実を言うと、やっとここんとこ何かする気が出てきたぐらいの有様で、
ワシはオッサンなので心底ヘタレなのである。
32年も肉親ふたりっきりで常に緊張していたので、回復に1年程度じゃ足らんのだと思う。

で、ミナミでの楽しかったデートは、まずは高島屋の上の“Absinthe SOLAAR”でランチ。
テラスがあるのでここにしたのである。
テラスといっても見えるのはヤマダ電機だが、
まあ、難波の街中としては悪くないロケーション。

平日の高島屋上階部の新しいダイニングゾーンは、
オバちゃん軍団のランチラッシュだ。
私らもそうやねんけどね。

後日堀江で呑んだ悪い友人たちに聞いたが、ここは以前堀江でスペインバルをやっていたオーナーが
開いた店だそうな。
今度、夜行く約束をとりつけられてしまった。
ホールの接客が少々クドいが、料理も美味しく、
雰囲気も結構いい店だ。デパートの上とはいえ穴場。

カップルは夜にぜひどうぞ。その時は絶対、
写真の手前のラブソファ席♥を所望すべし!
テラスの演出はややショボイものの、夜はきっとキャンドルランタン灯してくれるし、
暗かったら 雰囲気が勝つであろう。結構効果あると思うよん。